NMB48チームMキャプテンの島田玲奈(20)が27日、堺市民会館で行われたM単独ツアー公演で卒業を発表した。

 24日に、AKB48グループ間の大幅な異動「大組閣」が発表されたが、その後、グループ初の卒業発表となった。

 アンコール明け、島田が出演メンバーを紹介した後、エンディングの場面だった。「今日はここで私から報告があります。私、NMB48を卒業することに…」。卒業をこう切り出した島田は言葉に詰まり、その直後、客席から「やめとけ!」と声が飛んだ。

 泣き始めるメンバーもいたが、島田は昨年夏、20歳の誕生日を機に、将来を見すえ、卒業を意識し始めたことを告白した。「私はまだ夢、あきらめません。やりたいこともたくさんあります」。今年2月上旬、事務局に卒業の意思を伝え、了承された。

 島田は、加入4カ月で過去のと男性との写真流出から自主謹慎。12年1月、復帰と同時にチームMキャプテンに就いた。当時を振り返り「キャプテンが復帰の条件で、責任を負わせていただき、秋元先生に感謝しています」。M結成時のメンバー最年長で、個性派ぞろいの面々を苦労しながら引っ張ってきた。

 最後まで涙を封印し、「みんなと会えなくなるのは寂しいけれど、みんな見守ってください」とあいさつした。

 3月20日のオリックス劇場での同ツアー千秋楽までの活動は決まっているが、卒業公演と時期、今後の活動は未定。