1970年代の人気アニメを実写化した映画「ヤッターマン」の試写会が6日、米ニューヨークで開かれ、三池崇史監督や人気グループ、嵐のメンバーで主演の櫻井翔が出席して、コミカルな話題作を世界で初めて披露した。

 米国では日本のアニメや漫画への関心が高く、試写会前に記者会見した三池監督は「日本でヤッターマンは国民的ヒーロー。米国でも楽しんでもらえる力がある」と意気込みを語った。

 櫻井は「(初試写会がニューヨークで)興奮しており、名誉なこと」と英語で心境を披露。「見る人の国や世代を選ばないのが日本の漫画やアニメ。多くの人に楽しんでもらえる作品だ」と強調した。

 試写後は、参加した約400人が2人を割れんばかりの拍手で包んだ。

 同日開幕し、アニメや漫画などを紹介するイベント「ニューヨーク・コミック・コン」でも、ヤッターマンのブースは大人気。米国の櫻井ファンらが大勢押し掛け、熱気に包まれた。

 ヤッターマンの日本での全国公開は3月7日。米国でも公開を目指したいという。