長沢まさみ「群青」20世紀フォックス配給
女優長沢まさみ(21)が映画「群青」(中川陽介監督)に主演することが14日、分かった。中川監督の原案のもと、作家宮木あや子氏(31)が書き下ろした小説が原作。沖縄を舞台に最愛の人を失った女性(長沢)の絶望と再生を描く。
中川監督は長沢の起用理由を「明るく元気で沖縄の離島の宝物みたいな娘が悲劇的な事件以降、精神的にバランスを崩し、誰もが心を痛める危うい存在となります。この2つの顔を演じられる女優として、長沢さんが一番だと思ったから」と説明する。長沢は「人間の本能で感じられる映画だと思うので、皆さんも何か少しでも感じてもらえたらなと思います」と話した。
愛する人を失った女性を中心に描くと同時に、愛する女性のために命がけで海に潜る男たちの純粋な思いも丁寧に描いている。海人(うみんちゅ)が水深20メートルの海底に素潜りするシーンを織り交ぜる予定で、深海の世界が印象的なヒット作「グラン・ブルー」をほうふつとさせる作品に仕上がりそうだ。中川監督は「観客の感情の奥底にそっと触れられるような映画にしたい」。長沢のほか、佐々木蔵之介、福士誠治、良知真次が出演。
配給は「タイタニック」「スター・ウォーズ」の配給で知られる大手洋画会社、20世紀フォックス映画。同社が日本映画配給を手掛けるのは02年「OUT」以来。近年、ワーナーやソニー・ピクチャーズなどが日本映画配給を手掛けているが、同社も本作を皮切りに、日本映画配給を本格的に手掛ける予定だ。
20世紀フォックスは世界的な配給網を生かし「群青」の世界配給を働きかけていく予定だ。公開は09年。同年2月のベルリン国際映画祭への出品も視野に入れている。
[2008年8月15日6時54分 紙面から]
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