昨年11月公開の映画「なくもんか」をめぐり、俳優塚本高史(27)やタレントのカンニング竹山(37)らの出演料などが未払いだとして、所属事務所のサンミュージックが映画製作会社「ビーワイルド」(大阪市)に計約640万円の支払いを求めて東京地裁に提訴していたことが19日、分かった。ビーワイルド側は同日開かれた第1回口頭弁論で、請求をすべて受け入れ、訴訟は終結した。訴状によると、ビーワイルドは昨年2月ごろ、塚本が546万円、竹山が31万5000円で「なくもんか」に出演するといった内容でサンミュージック側と契約したが、出演料が支払われていないという。
「なくもんか」は東京の下町を舞台に、幼いころ生き別れた兄弟を描いた作品。阿部サダヲが主演し、興収13億5000万円とヒットした。塚本は瑛太との兄弟漫才師、竹山は総菜店の初代店主の役だった。ビーワイルドは95年に設立され、映画やテレビ番組の制作を続けている。
日本映画の興収は伸びているが、昨年は独立系映画会社のワイズポリシー、ムービー・アイ、ザナドゥーが倒産。今年1月にはシネカノンが民事再生法の適用を申請するなど、苦戦を強いられている製作、配給会社もある。




