開催中のベネチア国際映画祭で、園子温監督(48)作品「冷たい熱帯魚」(11年正月公開)の公式上映が7日(日本時間8日)に行われた。園監督や主演吹越満(45)らキャスト陣がレッドカーペット上を歩いた後、上映会場に到着。園監督が場内に紹介されると、約750人の観衆からの拍手が最も強く鳴り響いた。自身の知名度の高さに「ここはあまり謙虚にならず、手ごたえがあると感じています」と力を込めた。

 作品は、実際に起きた殺人事件を参考に描かれ、遺体を切り刻むなどの衝撃シーンの連続。上映後のスタンディングオベーションは5分間に達した。革新的な作品を紹介するオリゾンティ部門の出品作で、午後10時ごろ開始の深夜枠では異例の集客数だった。園監督は「お客さんが途中で帰っちゃうかと思ったけどうれしかった」と話した。(ベネチア=柴田寛人)