2歳年下の会社経営者との離婚、別居が一部で報じられた女優米倉涼子(39)が7日、都内で行われた映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督、10日公開)ジャパンプレミアに出席した。報道後、初めての芸能イベント出演だったが、無言を貫いた。

 作品タイトルから、鳥の羽をモチーフにした水色の両肩をあらわにしたセクシーなドレスで登場。テレビカメラ15台、取材陣も約60人ほど駆けつけた。イベントは、外でのレッドカーペットと舞台あいさつに分けて行われ、どちらでも「離婚の報道が出ていますが」「別居されているのですか」「旦那さんは大阪にいらっしゃるのですか」などの質問が飛び、苦笑いを見せる場面もあった。

 米倉は昨年12月26日に結婚。先月末から別居、離婚危機説が報じられ、同日夜にナゴヤドームで行われた中日-巨人戦で始球式を行ったが、主催者への配慮もあり、無言を通した。結果、報道は過熱。一方で所属事務所は「事実無根。米倉は日ごろから2つの家を行き来している。別居も離婚もない」と否定している。

 現実に米倉は、結婚前から都内一等地に高級マンションを所有。結婚後も手放さず、その近くに2人の新居を構えている。複数の関係者の話を総合すると、結婚前からけんかをすることも多く、今回もその一部。実業家の夫は「格差婚」の評判を払拭(ふっしょく)するべく仕事に集中しているが、米倉との時間も作っているといい、「騒ぎ過ぎ」と指摘する関係者もいる。米倉がこの日も無言だったことも、関係者は「スポンサーなど周囲への配慮」と話している。

 同作はニューヨークのブロードウェーが舞台。12年7月、主演作「シカゴ」でその地に立った米倉は「もう1度、行きたいと思ってしまう」と話していた。