前田敦子(23)が今日20日、初エッセー集「前田敦子の映画手帖」(朝日新聞出版)を発売する。週刊誌「AERA」に今年1月まで1年8カ月にわたって連載した映画エッセーに加筆して再編集した。AKB48時代からこれまで映画12本に出演したが、趣味の映画観賞も「1日5本とか怖いくらいに見ていた時がありました」というほどのめり込む。同書では独自に13ジャンルに分けて175本を選んだ。

 ◆女優さんで見る=「晩春」(原節子)など。

 ◆俳優さんで見る=「欲望という名の電車」(マーロン・ブランド)など。

 ◆泣きたい時、感動したい時に見る=「ビューティフル・ライフ」(ロベルト・ベニーニ監督)などがラインアップされた。

 エッセーを書く際、あくまで趣味の世界を尊重して「その作品を見た感想を、思ったまま好き勝手に書かせていただきました」とこだわった。DVD観賞だけでなく、最新の音響設備や大スクリーンを求めて、公開直後の映画館にも積極的に足を運んできた。「私が見た作品を読者の方も見られていて、『私も同じ映画を見た』『私もここで笑った』と共有してくださったら、それもすごくうれしい」と話している。