1950~60年代に人気を集めた上方の漫才コンビ「秋田Aスケ・Bスケ」の秋田Aスケ(あきた・えーすけ、本名山口敬一=やまぐち・けいいち)さんが8月24日、糖尿病性腎症のため大阪市内で死去したことが、7日分かった。93歳。徳島県出身。葬儀・告別式は親族で行った。

 近代漫才の父といわれた作家秋田実門下となり、「漫才道場」に通った。戦後間もなく年下のBスケさんと知り合い、コンビを結成。Bスケさんは顔の特徴から“エテコのBちゃん”と呼ばれ、コンビは一時期アイドル的な人気だった。

 弟子に大阪府知事を務めた故横山ノックさんがいる。

 1人暮らしで、大阪市内の自宅で亡くなっているのを親族が発見したという。