06年に邦画史上初の前、後編2部作が連続公開され、興行収入80億円を記録した映画「デスノート」の続編「-2016」が今秋、公開されることが4日分かった。東出昌大(28)が主演し、池松壮亮(25)菅田将暉(22)が出演。佐藤信介監督がメガホンを取る。

 名前を書かれた人は死ぬ「デスノート」を使って犯罪者を死に追いやった夜神月と、月を食い止めた名探偵Lの戦いを描いた前作を受け、今回は地上に6冊存在したデスノートの争奪戦が描かれる。東出は前作で藤原竜也が演じた月を調べ、デスノートを熟知した警部補三島、池松は事務所の先輩松山ケンイチが演じたLの遺伝子から生まれた後継者で、三島とデスノートを追う探偵竜崎、菅田は月を神とあがめ、2人と戦うテロリスト紫苑を演じる。

 東出は「原作漫画の世代で映画も見た。10年後の物語をやることはうれしい」と話した。池松は「東出さんと僕の役は、藤原さんと松山さんが演じたキャラから生まれた。バッシングを受けるかも知れないけど超えたい」、菅田も「自問自答の日々…僕も前作を超えたい」と意気込んだ。

 東出には特別な思いがある。前作からプロデュースする日本テレビの佐藤貴博プロデューサーは、12年「桐島、部活やめるってよ」で俳優デビューに導いてくれた恩人だ。今回は主演に抜てきされて「うれしいし恩返ししたい」と誓った。