フジテレビが4月から、平日午前4時から午後7時まで、15時間を生放送で編成することが4日、分かった。

 現在、午前11時55分から午後0時55分までのバラエティー番組「バイキング」を午後1時45分まで延長。「直撃LIVE グッディ!」の開始時間を10分早める。前身番組から31年半も続いた「ごきげんよう」、52年間続いた系列の東海テレビ制作の昼帯ドラマを打ち切っての改革だ。

 これによりフジテレビの平日は、午前4時開始の「めざましテレビアクア」から「めざましテレビ」「とくダネ!」「ノンストップ!」「FNNスピーク」「バイキング」「グッディ!」と続き、「みんなのニュース」が終了する午後7時まで、ほぼ生放送となる。途中、5分間のミニ放送「おさんぽジャパン」(午前11時25分)が入るだけだ。

 昨年4月の番組開始以来、なかなか視聴率が向上しない「グッディ!」もスタートを早めることによって、裏番組の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」より10分早いスタートとなる。10%近い視聴率をマークすることもある「ミヤネ屋」に対する「グッディ!」の強化策だ。

 朝から夕方までの生放送が実現したことで、事件、事故、芸能ニュースへの素早い対応も可能になった。「テレビの生命線はライブ、生放送」と言う、亀山千広社長(59)が陣頭指揮を執っての改編となる。