阿部寛(51)主演映画「疾風ロンド」(11月26日公開、吉田照幸監督)のクランクアップ会見が6日、都内で行われ、阿部をはじめ関ジャニ∞大倉忠義(31)大島優子(27)らが出席した。

 人気ミステリー作家東野圭吾氏原作の実写化で、舞台は冬の雪山。長野県の野沢温泉スキー場で、2月24日にクランクインした。1カ月以上もロケを行い、4月13日にクランクアップを迎えた。

 「エヴェレスト 神々の山嶺」で、エベレストで撮影を行った経験がある阿部は「初日から『エベレストに行ったんだから大丈夫でしょう』と上から目線で言われた(笑い)」と明かした。一方で、「例年より雪が少なかったらしいけど、僕が行った日に大雪が降った。雪男なんです。どの現場に行っても、雨じゃなくて雪を降らせる。今回はそれが良かった」と誇らしげだった。この日は、まるで雪男を思わせる無精ひげ姿で登壇。大島が「この日のためにひげを生やしたんですか?」と聞いたところ、阿部は「何もない。休みなんだよ」と答えたという。

 大倉は元スノーボードクロス選手で、スキー場のパトロール隊員を演じた。「プロデューサーさんに聞いたところ、僕のプロフィルに『趣味はスキー』と書いてあったらしいけど、2回ぐらいしかしたことがない。取材のときに冗談で言ったのがプロフィルになっていた。オファーになるんだったら、こういうのも必要なのかな」と笑わせた。

 五輪を目指すスノーボードクロス選手を演じた大島は、自身も9歳から趣味でスノーボードをしており、「『来た~!』という感じでした」と出演依頼を喜んだ。オフの日には温泉めぐりも満喫。「13カ所の外湯があったんですけど、6カ所しか行けなかった。人生で野沢温泉をコンプリートしたい」と、ロケ地再訪を誓っていた。

 ほか浜田龍臣(15)志尊淳(21)吉田監督が登壇した。