ダウンタウン松本人志(52)が、社会学者の古市憲寿氏(31)がインターネット番組で「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎共同代表を激怒させた騒動について、「仕掛けたところは、ナイスファイトと認めてあげてほしい」と擁護した。

 古市氏は、司会を務めた19日放送のニコニコ動画「ネット党首討論」で、小沢氏に「再婚はどうなったんですか」「興味がある」と討論の課題とは無関係な質問を投げかけた。不快感をあらわにした小沢氏に対して、スタッフから渡された原稿を「これを読めばいいんですか」とそのまま読み上げて謝罪し、「それはお詫びじゃない」と小沢氏の態度をさらに硬化させた。

 古市氏は26日放送の「ワイドナショー」で、「映像見返したら、すっごい失礼だった」と反省を示した。炎上した“棒読み”謝罪については、もともと自身はすぐ謝ったのに、さらに番組側から謝罪原稿を渡されたため、「謝るなら自分の言葉で謝らなきゃ意味がない」と反発心を覚えたからだと説明したが、「それで棒読みで読んだら、より失礼になった」と語った。

 しかし松本は、“炎上キャラ”である古市氏が反省していることが「なんかショック」と残念な様子。「盛り上げ損ねただけの話。盛り上がらなかったから、あんな感じになっちゃった。質問がウケてたらこうなってない」と質問がスベッてしまっただけの話だと持論を展開。自身も大御所ゲストに「一発ここは一か八か」と挑んで上手くいかなかった経験はあると振り返り、「仕掛けたっていうところはナイスファイトと認めてあげてほしい。謝るのも違うような」とコメントした。