滝沢秀明(34)が、来年公開のホラー映画「こどもつかい」(清水崇監督)で、映画初主演を飾ることが6月30日、分かった。これまで多くのドラマや舞台に出演、主演してきたが、意外にも映画の出演は少なく、2000年の「川の流れのように」以来、17年ぶりの映画出演となる。

 同作では、とある郊外の町を舞台に、次々と子供が行方不明になり、その周囲で大人たちの不審死事件が起こる。滝沢は、子供の霊を操り、大人に呪いをかける謎の男「こどもつかい」を演じる。「滝沢歌舞伎」などで見せるさわやかでりりしい印象とは違い、暗く、怪しい役だ。今回は完全オリジナルストーリーで、制作関係者は「ホラーで新たなキャラクターを生み出すにあたり、全く正反対のイメージの滝沢さんに演じていただけたら、新鮮で、面白い作品になるのではと思いました」と説明する。

 撮影は今日1日から、国内でスタートする。滝沢は「今からどう演じるか楽しみでいっぱいです。怖いだけではなく、笑いや人間の成長物語など、たくさんのテーマがあり、今までにない新ジャンルのホラー映画を皆様にお届けできるよう、撮影に挑みたいと思います」と意気込んだ。「呪怨」シリーズなどで知られる清水監督は「今回は滝沢さんとともに、かなり狂ったホラーキャラクターを産み落とします。これまでの邦画になかった、また見たこともないタッキーにご期待ください」と話している。