ジョニー・デップ(53)との離婚調停金700万ドル(約7億円)全額をチャリティーに寄付することを発表したアンバー・ハード(30)だが、デップがすでに調停金の一部を、ハードが選んだチャリティーに寄付したことがわかった。

 米情報サイトTMZによると、デップは米国時間の24日、虐待された女性たちを支援する団体ACLU、およびロサンゼルスのチルドレンズ・ホスピタルに小切手を送ったという。今後、合計350万ドル(約3億5000万円)ずつの寄付金が分割で両チャリティーに送られる予定で、今回はその一部が支払われた。

 デップの広報は同サイトに、「ジョニー・デップはアンバー・ハードの名前で最初の支払い分の小切手をそれぞれの団体に送った。これらの素晴らしいチャリティーに寄付するというハード嬢の寛容さは、深く尊重されます」との声明を発表した。

 デップとハードは、昨年2月に結婚。しかし、ハードが今年5月、デップによるDVを告発すると同時に、離婚申請に踏み切り、泥沼の争いが展開された。双方の弁護士を通じ争った末、今月15日ついに和解。ハードはDVの訴えを取り下げ、離婚についても合意に達した。2人は共同声明の中で、「どちら側も、金銭的な利益のために誤った告発はしていない。身体的、あるいは肉体的な危害を加える意図は決してなかった」とコメント。

 ハードは、「離婚調停金の700万ドル全額をチャリティーに寄付します。離婚で得るお金は私にとって何の役割もなく、寄付することで、自分を守ることが困難な人々を助けることを願っています」とのコメントを発表した。(ニューヨーク=鹿目直子)