未来のタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校103期生の卒業公演となる「文化祭」が25日、兵庫・宝塚バウホールでスタートした。

 劇団モットーの「清く正しく美しく」をテーマにした日本舞踊で幕開け。103期生40人が舞い、踊り、歌にダンス、演技など、予科、本科と続いた2年間の学びの集大成を披露した。

 文化祭は「日本舞踊」に加え「演劇」「ダンス・コンサート」の3部構成。演劇は2班に分かれ、A組、B組の交互上演となり、初日の昼公演は、神奈川県川崎市出身の大川真奈さんが主演した「A MONOLOGUE Vol.3」を上演。中世の貴族社会を舞台にした芝居に挑戦した。

 文化祭は26日まで、2日間4公演行われ、103期生40人は3月2日午前に卒業する。同日午後には劇団への入団式を行い、4月21日に、宝塚大劇場で開幕する雪組公演「幕末太陽傳(でん)」「Dramatic “S”!」で、初舞台を踏む。