女優栄倉奈々(29)が、映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(李闘士男監督、来春公開)で、ともに主演する安田顕(43)と本格的な夫婦役に初挑戦することが24日、分かった。

 09年の「余命1ケ月の花嫁」で妻を演じたが、夫婦生活を描く作品は初めてで、不思議な行動を繰り返すぶっとびキャラの妻を演じる。撮影は昨夏に行い、今年3月には夫賀来賢人との間の第1子妊娠を発表した。

 栄倉は、夫が家に帰るとワニに食べられていたり、ある時は銃に撃たれ、また、ある時は頭に矢が刺さって死んだふりをする、ぶっとびキャラの設定。結婚3年目の夫婦の独特のコミュニケーションを描くハートフルコメディーだ。

 栄倉は「夫婦2人の生活空間というセットの中での撮影は少し照れくさくもありました」。さらに「ある夫婦に一風変わったコミュニケーションが優しく描かれています。何でもない日常の中で起こるささやかな出来事で感情が揺さぶられます」とPRした。

 安田は「この作品をきっかけに夫婦について、いい意味であらためて思うこともありました」とし「栄倉さんの七変化を映画館で堪能していただけたら幸いです」とコメントした。共演は小出恵介、野々すみ花ら。