英ロックバンド、ビートルズの元メンバーのポール・マッカートニーが地球温暖化の一因とされる食肉生産を減らすため、週1日は肉を食べない日を設けるキャンペーンを15日開始した。今後イベントやウェブサイトで啓発を進める方針。

 国連食糧農業機関(FAO)によると、食肉生産によって排出される温室効果ガスは、人間の活動に起因する世界の同ガス排出量の13-18%を占める。マッカートニーは「週1日、肉を食べない日を設けることは、誰もが実行可能で意味のある(生活習慣の)変更だ」と強調している。

 マッカートニーは菜食主義者。キャンペーンは「ミート・フリー・マンデー」(肉を食べない月曜)と銘打っており、英紙によると、英人気バンド、コールドプレイの歌手クリス・マーティンや、米俳優ケビン・スペーシーら著名人が多数支援。有名シェフらは、月曜に肉なしメニューを提供する。

 [2009年6月16日7時39分]ソーシャルブックマーク