東京・銀座のランドマークとなる歌舞伎座の再開場を記念し、中村時蔵や市川染五郎、市川海老蔵ら63人の歌舞伎俳優が27日、銀座の目抜き通りを練り歩いた。若手人気俳優らが勢ぞろいする大がかりなお練りは異例で、4月2日からのこけら落とし公演に向け、祝賀ムードが高まっている。

 「世紀のお練り」と銘打ち、木やりに続き、俳優たちは小雨が降る中、銀座1丁目から百貨店などが並ぶ通りを約400メートル、和光前までパレード。沿道に詰め掛けた約3万2000人(主催者発表)のファンの声援に、笑顔で手を振って応えていた。

 4月の公演を見に行くという千葉県市川市の会社員関本奈津子さん(54)は「これだけの役者さんを一度に見られることはない。皆さん、品が良く姿も良かった。開場はすごく楽しみ」と話していた。

 これに先立つセレモニーでは、歌舞伎俳優が所属する日本俳優協会の坂田藤十郎会長が「雨が降っていますが、お芝居は『お客さまが降り込んでくる』ともいい、縁起のいい門出になったと思います」とあいさつした。

 27日午後には、関係者を招待し歌舞伎座の開場式を開催。28日には歌舞伎俳優が舞台に勢ぞろいして手締めをする「古式顔寄せ手打式」がある。