覚せい剤と合成麻薬MDMAを使用したなどとして覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反の罪に問われた歌手ASKA(本名宮崎重明)被告(56)の初公判が28日、東京地裁(植村幹男裁判官)であり、ASKA被告は起訴内容を認めた。

 ASKA被告は最終意見陳述で「今回、違法薬物に手を出したことに関して2度とこういうことをしないよう治療に専念したいと思っています」と文書を読み上げた。

 さらに「関係者の信頼を裏切ってしまい申し訳ありません。自分が覚せい剤を使ってしまったにもかかわらず、使っていないと説明したことについて、自分自身に偽ってしまっていました。別の薬を使ってしまったとうそをついていました」と謝罪の言葉を繰り返した。

 そして「恐ろしい覚せい剤を止めたいと思っています。今後は医師の治療に専念します。私を信じてくれたファンや関係者に心からおわびを申し上げたいです」と言って頭を下げた。