ASKA被告(53)の相棒で、CHAGE

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 ASKAのChage(53)が16日、都内でライブを行った。ASKA被告が12日に覚せい剤取締法違反(所持、使用)などで有罪判決を言い渡されてから、初の公の場。約2500人の前でMULTI

 MAXの曲を中心に21曲を歌ったが、CHAGE

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 ASKAの曲はなかった。

 青いギターを片手にサングラス、頭には銀色のハットで登場した。終始ハイテンション。落ち込んだ様子を見せることもなく、気丈に振る舞った。

 ライブ中、ASKA被告の名前を口にすることはなかった。だが、4曲目を歌い終えると、「テトラポッド(消波ブロック)のようによく耐えた。オレは誇りに思う」「もう我慢しろとは言わない。泣きたくなったら泣けばいい」と、事件で傷ついたチャゲアスのファンに呼びかけた。

 最後のMCでは、自分自身も奮い立たせるように、語り掛けた。

 「いろんな思いがあってみんなもそう、俺たちもそう。その中でも前に進まないといかんのだわ」「前を向いて歩いていこう。とにかく前を向いて歩いていこう。絶対何かついてくるって」。そして、力強く「お互い頑張ろうな」と言い、締めくくった。

 その姿に40代女性ファンは「感動しました。(Chageも)元気な様子で、ファンの私たちも元気が出ました」、30代の男性ファンも「最高でした」と言った。一方で「でも、やっぱりいつかはCHAGE

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 ASKAで復活してほしい」とも…。この願いがかなうか否かは、ASKA被告の更生が最低条件。あとはChageの思いにかかっている。