女性デュオPUFFYが13日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、デビュー30周年を記念したアニバーサリーライブ「One Night “Birthday” Carnival」を開催した。

30回目の節目の日も雨だった。ライブ直前、昼間の晴天から一転して降雨。記念ライブが雨に見舞われるのは“定番”で、吉村由美(51)は「雨のPUFFYと言われても言い逃れできない」と苦笑。らしく、特別な一夜が幕を開けた。

30年前の5月13日、「アジアの純真」から2人の物語が始まった。30年後のデビュー日は熱い歓声と拍手に包まれながら「誰かが」で幕開け。大貫亜美(52)は「30年前の今日も渋谷にいたよね」、吉村も「またこうやって渋谷に帰ってくることができた」と支え合って歩んだ日々を思い返して感慨。「バースデーカーニバルなのでみんなとすてきな時間を過ごしたいなと思っています!」と続け、大貫も「祝って!祝って!」と盛大なお祭り騒ぎをリクエスト。「アジアの純真」「愛のしるし」などを歌唱し、ファン2000人とPUFFYの軌跡をたどった。

デビュー曲から大ヒットを記録し、以降4作連続でミリオン達成というロケットスタートを飾ったが、大貫は「そもそも予定としては1枚目のミニアルバムで終わりだった」と明かす。吉村は「周りの人は誰ひとり続くと思っていなかったと思います」と述懐。本人たちも「意外だった」と語るほどPUFFYの輪が広がり、時代が令和に入ると「あいのしるし」がSNSでリバイバルヒット。いまだ国内外に根強いファンを持つ。

ライブ前には活動30年にして「初めて」という囲み取材に対応。今後の目標について、吉村は「やったことがないこと、行ったことがないところにいこうというのが今年の目標」と見据える。言葉通り、7月には初の試みとなる主催フェスが開催予定で、新しい景色が2人を待ち構える。周年イヤーを迎えた大貫は「気付いたら、もぎたての果実も熟れちゃった(笑い)。熟れてからがおいしいと思うので、頑張ります」。PUFFYらしく、2人の道を生きる。

 

○…デビュー当時に2人のプロデュースを担当し「先生」と慕う、シンガー・ソングライターの奥田民生(61)もゲストとして晴れ舞台に駆けつけた。奥田は大きく成長した教え子たちに向け「自分の良い曲が全部そっちに取られてたんだよ。俺は出がらし(笑い)」とイジりつつ「30周年おめでとうございます」と祝福。ステージ競演は約3年ぶり。ライブでは「先生」を真ん中に、3人で奥田の私物のソファに身を寄せ合うと恩師のギター演奏に乗せて「これが私の生きる道」など計3曲を披露。「40周年にも行けると思います」と約束していた。