トップモデルへの登竜門と言われている米スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレイテッド」の水着特集号に、通常のモデルよりぽっちゃりした体形のプラスサイズモデルが起用されて話題となった。しかし、この”プラスサイズ”という呼称が議論を呼んでいる。

 ハイディ・クルム(41)やタイラ・バンクス(41)などの大御所モデルから、リリー・オルドリッジ(29)、ケイト・アプトン(22)、ニーナ・アグダル(22)まで豪華な顔ぶれのモデルたちが表紙を飾っている同特集。今回はこれまでのモデルよりふくよかな体形のロビン・ローリー(25)が登場し、各メディアは「初めて”プラスサイズモデル”を起用」と大々的に伝えた。

 しかし、この”プラスサイズ”という呼称に、ネットユーザーは反発。Twitterには「(同誌がプラスサイズモデルを起用という記事のリンクを貼って)ここで使われている”プラスサイズ”の用法に本当に当惑している」「彼女がプラスサイズとされるのは本当に奇妙だわ」「ロビン・ローリーがプラスサイズモデルなら、私はサイの赤ちゃんね」といったコメントが寄せられている。

 2008年の調査では、米国人女性の平均サイズは14号(米サイズ)だが、ロビン・ローリーは12号。彼女が他のモデルよりはぽっちゃりしているのは確かだが、アメリカの大部分の女性と比較すると”プラスサイズ”とは言えない。また、アパレル業界ではプラスサイズといえば、だいたい14号以上のサイズを指すことが多いため、今回のような反発を買ってしまったようだ。【ハリウッドニュース編集部】