米俳優トム・クルーズ(51)が25日、大阪・関西空港へ初めて降り立ち、「オーサカ・ナウ」と笑顔を見せた。

 トムは、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(7月4日公開)キャンペーンのため、今回がちょうど20回目、1年1カ月ぶりの来日。大阪入りは09年以来、4回目となった。

 トムが到着ゲートから姿を現すと、ファン約500人が一斉に歓声をあげた。歓迎を受けたトムは、立ち止まり、サインや写真撮影に順次、応じていき、1メートル進むのに10分を要すほど混雑する場面もあった。

 結局、約50メートルのファンの列を、50分かけてファンサービス。ファンが差し出すカメラでの記念撮影にも応じ、興奮したファンが落としたかばんを拾って渡す“サービス”も行った。

 到着は当初より1時間弱遅れ、トムは「(大阪入りは)待ち切れなかった。とてもワクワクしている」と満面笑み。日本ファンの歓迎には「温かい歓迎を受けて、日本は大好きなのでうれしく思います」とコメントした。

 26日には大阪市内から福岡、東京でのキャンペーンが予定されているが、これには「ありがとう。温かいウエルカム。とても楽しみにしています」と語った。

 ファンサービスの後、報道陣に対応し、カメラ撮影の際には「オーサカ・ナウ」と笑顔で口にした。撮影後に再び、ファンに向かって手を振り、ファンからは「サンキュー」とのかけ声。トムは胸に手をあて「トゥー・マッチ」と感謝しながら立ち去った。

 映画関係者によると、3日前から羽田空港と往復しながらトムの来日を待っていた女性ファンもおり、この日は朝から大勢のファンが待っていたという。大阪市内の女性2人組は、偶然通りかかり、トムの到着を待ったといい「すごくファンサービスが熱心で格好いい。サインはもらえなかったけど、一気にファンになった」と興奮していた。