合成麻薬MDMAを使用したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優押尾学容疑者(31)が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されている高相祐一容疑者(41)と知り合いだったことが分かった。警視庁は2つの薬物事件の接点について調べを進める。

 捜査関係者によると、2人は数年前、共通の知人を介して知り合ったという。MDMAと覚せい剤との違いはあるが、同じ薬物がらみで逮捕されており、東京・港区内のクラブを2人とも訪れていたという情報もある。警視庁は2人の接点などについて慎重に捜査を進めているという。

 また、この日までに、警視庁が押尾容疑者の前所属事務所のマネジャーに事情を聴いていることが分かった。同容疑者は東京・六本木ヒルズのマンションで死亡した女性に異変が起きた際、同マネジャーらを呼び出して自身は部屋を退出。「MDMAは女性が持っていた。2錠を飲んだ直後に異変をきたした」などと供述している。14日に拘置期限を迎えるが、女性への保護責任者遺棄致死の疑いもあり、10日間の拘置延長が認められる見込みだ。

 [2009年8月14日9時26分

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