テレビ朝日の朝の情報番組「やじうまプラス」(月~金曜午前5時25分、土曜午前6時30分)が9月いっぱいで終了することが25日、分かった。今では各局の情報番組が新聞紙面を使用しているが、新聞を使用した番組に取り組んだのは同番組がパイオニア。約25年引き継がれてきた“やじうま”の名前も消える。同時間帯は民放各局がしのぎを削っており、最近の同番組は視聴率が4~5%台(関東地区)と苦戦が続いていた。

 同番組のスタートは02年7月だが、前身番組の歴史は古い。81年にスタートした「おはようテレビ朝日」の中で、新聞紙面を紹介して解説するコーナーが人気を呼び、85年秋に独立して「やじうま新聞」がスタートした。現在では各局が同様のスタイルを採用しているが、元祖は「やじうま」だった。88年に番組名が「やじうまワイド」に変わったが、その後も「やじうま」の名だけは引き継がれてきた。

 関係者によると、後番組は午前5時にスタートする情報番組が予定されている。新聞紙面をメーンに紹介するスタイルはやめる意向で、ニュースを中心とした番組になるという。

 [2010年8月26日9時58分

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