脱原発活動を続ける俳優山本太郎(37)が18日、都内で行われた太陽光発電システム施工・販売会社「ソーラーリフォーム」(横浜市)の入社式に出席した。3カ月ごとに更新する契約社員としての採用で、所属は営業部。本社には専用デスクも設置され、研修後、実際に企業や家庭への営業も担当する。
他の新入社員と並んで清水勇介社長(36)から辞令を受け取った山本は「入社式は初めての経験なので、ちょっと固まった」と照れながらも「ソーラーパネルを家庭に普及させたい。その現場に立てるのは意味があること」とネクタイを締め直した。清水社長とは昨年末ごろに、知人を介して初めて対面し、自然エネルギーへの思いを語り合ううちに意気投合した。これをきっかけに、正式な面接を経た上で入社する運びになったという。
山本は脱原発活動の影響もあり、収入が「10分の1以下」に激減した。「(俳優として)今の自分が使いづらいのは重々承知しているが、ぼくにも一定の収入は必要ですから」と“就職”を決断した経緯を説明。初任給については「不安定な状態が続いたので、とりあえず母親に仕送りしたい」と笑った。
ただ、あくまで芸能活動が最優先。現在、舞台「椿姫」に出演中のため、初出社は休演日になる予定だ。「会社には個人の活動の方も自由にやっていいと言っていただいているので心強い」。俳優に市民活動家、そして太陽光発電会社の営業マン。山本は3足のわらじを履いて、脱原発の声を上げ続けていく覚悟だ。【石井康夫】




