テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは12日夜の放送で、ラン情勢の深刻な長期化で、カルビーがスナック菓子の包装に利用している石油由来のナフサ不足を受け、「ポテトチップス」などについて5月下旬から順次、白と黒の2色にすると発表したことに「生活から色彩というものが失われていくんじゃないかというか、とても具体的な不安みたいなものにかられますよね」と口にした。

番組では、カルビーがこの日正式に白黒パッケージについて発表したニュースを伝えたほか、他企業でも現在の商品包装の見直しの動きがみられることに触れた。政府はナフサについて「日本全体として必要な量は確保されている」との認識を示していることなどにも触れたが、現状のままでは、正常な供給態勢に戻るまでにかなりの時間がかかるとする専門家の見解も報じた。

大越氏は、鮮やかな包装から白黒の2色となってしまったポテトチップスの包装を念頭に「視覚に訴える力は大きいなというか、白黒のポテトチップスのパッケージを見て、私たちの周りにも驚いた人は多かったのではないでしょうか。このことが物語るように、石油製品の品薄感がさまざまな製造現場を苦しめ、私たちの暮らしに影を落としてきています」とコメント。その上で、「ところが、当事者のアメリカとイランは、話し合いの機運が浮かんでは消えることの繰り返しで、アメリカの大統領に至っては、相手側の回答を公衆の面前で『ごみのような代物』とこき下ろす始末です」と、世界を混乱に陥れている当事国の対応に強い疑問を呈した。

大越氏はその上で、「もはや情勢が好転する期待をいったん捨て、企業活動や私たちの生活そのものについても、見直していくしかないのかもしれません」と、視聴者への提案も口にした。