落語家桂文珍(77)が13日、大阪市のなんばグランド花月で「吉例88 第四十四回 桂文珍独演会」(8月8日なんばグランド花月)の概要発表会見に出席した。

文珍が毎年8月8日に同所で開催する夏の風物詩イベント。今回は新作落語の「ナム²アル²(なむなむあるある)」と古典の「星野屋」「帯久」を演じ、ゲストに落語家春風亭小朝(71)を迎える。

トリで演じる帯久は桂米朝さんに教えを受け、「勧善懲悪もので、聞いててお客さまにスカッとしていただける。手間暇のかかる噺(はなし)でキャリアを積まないとなかなか演じるのが難しいですが、やっとできる年齢にさしかかったのかな」と語った。

星野屋は現在、大阪松竹座で開催中の「御名残五月大歌舞伎」で中村七之助らによって演じられており、「歌舞伎になっているのはうれしい。落語で聞いてイメージして楽しむものを具現化してお芝居で見せるという楽しさがあって、両方楽しんで頂ける」とにっこり。文珍は初日に観劇に行ったそうで、「病弱なお母さんの役を中村鴈治郎さんがおやりになって増したけど、どこから見ても病弱とは思えない体形」と笑わせた。

新作の「ナム²アル²」は、過疎の村にある寺を舞台にAIロボの住職があらゆる悩みに答える。時代の最先端にも常に興味を持つ文珍らしい新作落語となりそうだ。

公演では、文珍が旬の人をイジるのも見どころだ。今、一番“イジリがいのある人”について聞かれると「トランプさんでしょうねぇ」とニヤリ。「あの人は荒波を立てる人なのでね」と群馬・草津温泉の「湯もみ」が思い浮かぶといい、「ニヤニヤしながら『困ったなぁ』と思って見てます。簡単に言うと、トランプやけどハートがない。でも、高市さんの立場もある。『戦争を収めるのはあなたしかいない』と言わざるをえないのはとてもキツい。マッチポンプですわな」と話していた。