お笑いコンビ、次長課長の河本準一(37)の母親の生活保護不正受給疑惑を追及する自民党の片山さつき参院議員が18日、国会内で、河本が所属する吉本興業の幹部や弁護士3人と面会し、一連の疑惑に関して約1時間半、説明を受けた。

 終了後、取材に応じた片山氏によると、母親は00年か01年に受給を始め、一部報道で騒動になった今年4月に「びっくりして」、辞退したと説明されたという。1年ごとに照会も受けていたが、どう対応したかの説明はなく、河本本人が会見しない理由についても納得できる説明はなかったという。

 会談は吉本側の呼び掛けで行われた。自民党側の提言に対する吉本側の返答を受けて、今後の対応を協議する。片山氏は、政権交代後に生活保護予算が3・7兆円に増え、さらに増える恐れを指摘。「こういうものに“もらい得”はない。お返しいただければ、最大の目的はなくなり、それ以上、この方個人にこだわる理由はない」と述べ、追及の目的はあくまで生活保護の実態解明だと述べた。