俳優松重豊(50)主演のテレビ東京系グルメドキュメンタリー連続ドラマ「孤独のグルメ

 Season3」が制作され、早くも7月期に放送されることが23日、分かった。昨年1月期にシーズン1、10月期にシーズン2が放送されたばかり。わずか約1年半でドラマのシーズン3まで放送されるのは異例で、同局でも「前例がない」としている。放送枠は、水曜午後11時58分と前2作同様で7月10日にスタートする。

 内容は、前2作と変わらず松重が演じる大食漢の輸入雑貨商・井之頭五郎が仕事で出向いた街で、ふと立ち寄った店でひとり食事をする姿を描く。注文したものを、あまりにおいしそうに食べるため、「深夜に反則」だとも言われながらも、視聴者を夜食へといざない、癒やしも与えることで話題になった。登場する店はすべて実在し、放送後に客が殺到。コアなファンの間では、「聖地巡礼」として、次週予告の時点で舞台となる店に行列ができる現象も起きている。

 松重はこの人気を基にしたシーズン3に向け、味のあるコメントを寄せた。

 「もうそろそろ飽きたころだと思います。過剰に期待しないでください。グレードアップしませんから。トーンダウンしない程度に同じような景色の中で、同じように食べて、いつもと同じようにやっていますので、良ければのぞいてあげてください」

 今回は真夏の放送。涼しげな食べ物は画(え)にならないとし、松重は「やはり激辛か」とも話している。ちなみに、冬放送の前作はかき氷を食べていた。