嵐の大野智(32)が、日本テレビ系「24時間テレビ36

 愛は地球を救う」(8月24、25日放送)恒例のドラマスペシャルに初主演することが17日、分かった。

 題名は「今日の日はさようなら」。人が生き、死ぬとはどういうことか、悲しみや恐怖とどう向き合って生きるかをテーマに、主人公ががん宣告から亡くなるまでを描く。大野は29歳で突然がんを宣告され、死と向き合おうと決意する青年を演じる。幸和也氏の「大空への旅立ち

 がんと闘いながらも夢見ていた未来」が原作。10年フジテレビ系連続ドラマ「フリーター、家を買う。」などで知られる橋部敦子氏が脚本を担当する。

 嵐メンバーの「24時間テレビ」スペシャルドラマ主演は、08年の松本潤、昨年の二宮和也に続き3人目で、松本主演「みゅうの足(あんよ)パパにあげる」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は25・6%、二宮主演の「車イスで僕は空を飛ぶ」は23・8%を記録。いずれも、嵐人気を裏打ちする数字だけに、今作主演の大野にも期待が高まるが、同局の河野英裕プロデューサーは「主人公はオーバーに泣いたり叫んだり、誰かに当たったりすることはありません。熱くならずに淡々と演じてほしい」と話している。

 大野は、嵐として同番組メーンパーソナリティーを務めるほか、2年連続でTシャツデザインを担当。さらに恒例ドラマ初主演と大役が続くが、「『ちゃんと生きて、ちゃんと死ぬ』という難しいテーマに、真摯(しんし)に向き合っていきたいと思います。僕も(演じる)耕太とじっくり向き合って、耕太の強い意志をしっかり演じきりたいと思います」と冷静にコメントした。