最年少金メダルで日本柔道の誇りを取り戻す。リオ五輪の柔道は6日から男女7階級、7日間に及ぶ戦いの幕が開く。初日に登場する女子48キロ級の近藤亜美(21=三井住友海上)は、同級では3大会ぶり、偉大な先輩を超える日本女子最年少優勝へ意欲満々。4日に行われた組み合わせ抽選では初戦から難敵が並んだが、大技での一本勝ちで撃破を誓った。

 21歳2カ月での五輪金メダルなら、日本柔道女子では最年少。04年アテネ五輪78キロ超級の塚田真希(22歳7カ月)を上回る。同級の伝統を築いた谷亮子も、初戴冠の00年シドニーは25歳だった。「48の誇りを持って」。覇権奪回で名を刻む。