ひな壇に座り中国のスター選手と当然のように中国語で話す姿が印象的だった。

 卓球女子で4大会連続五輪出場となる福原愛(ANA)が3日、世界女王の丁寧、ロンドン五輪男子王者の張継科ら中国勢とともに公式記者会見に出席した。「周りが全員友達でリラックスできた」と笑みを浮かべた。

 ロンドン五輪に続いて団体で決勝の舞台に立ち、中国の牙城に挑むことが目標となる。チーム最年長の27歳となり「一戦一戦気を抜かず、まずは中国と対戦できるところまで進みたい」と自然体で話した。

 シングルスは強豪のフェン・ティアンウェイ(シンガポール)やロンドン五輪女王の李暁霞(中国)と同じブロックに入る厳しい組み合わせ。それでも、トーナメント決定を受け「誰と当たってもいいように準備してきた。特に嫌だとか、良かったという気持ちはない」ときっぱり言った。

 一方、石川佳純(全農)のシングルス初戦の相手は北朝鮮選手が濃厚になり「とにかく試合が始まるんだという実感が湧いている」と気を引き締めた。