リオデジャネイロ五輪に出場するレスリング女子48キロ級の登坂絵莉(22=東新住建)が、同53キロ級の吉田沙保里(33)とともにブラジルへ向けて成田空港発の航空機で出発した。

 「ずっと憧れてきた舞台で楽しみ。世界選手権のチャンピオンは3回なっているので、何が何でもオリンピックでチャンピオンになりたい」と言葉に力を込めた。

 日本で調整を続けている間、他競技をテレビ観戦していた。「どの競技も見てて感動する。けどやっぱり1番気になるのは世界チャンピオンが結構負けているなって感じる」とやや不安になっている様子。だが、「朝、沙保里さんにその話をしたら『大丈夫だよ。女子レスリングの世界チャンピオンは負けてないよ』と言ってくれた。マイナスになりそうな時に沙保里さんがグッと引き戻してくれるので強い気持ちで臨める」と笑顔を見せた。