柏が1-1で広州恒大(中国)と引き分け、2戦合計2-4で敗退が決まった。準決勝進出には少なくとも3点を決める必要があったが、前半12分にFKからFWクリスティアーノ(28)が頭で決めた先制点だけに終わった。

 「第1戦のホームで負けたのが大きかった」とMF大谷秀和主将(30)。前半30分に相手MF黄博文に同点左足ボレーを決められると、現実的に逆転4強入りは厳しくなった。後半にエデルソン(26)、大津祐樹(25)両FWを投入し、186センチのDFエドゥアルド(22)を最前線に上げたが、そのまま1-1で終了した。

 同じ天河スタジアムで行われた13年ACL準決勝・第2戦では0-4と完敗。この日はスタンドを赤く染めた相手サポーターの前でドローと、結果こそ縮まった。

 それでも大谷は「広州は非常に力があるチームだとあらためて感じた。まだまだアジアの壁は高い。局面の強さだったり、1人ひとりのパワーは、日本人の選手も高めていかないといけない。そこで張り合えないのであれば、戦術面で常に質を高くやらなければ。中国、韓国のチームはアスリートのような選手がそろっている。単純なフィジカル能力をまずは上げないと」とその差を口にした。