<全日本大学選手権:高知大2-0明大>◇準々決勝◇23日◇西が丘

 明大を破った高知大の野地照樹監督(60)が、感激に涙を流した。関東リーグに優勝し、2年連続日本一を狙う王者に完勝。「こんなにできるなんて…。見ていた人も驚いたと思うけれど、僕も驚いた」。押し込まれながらも、前半17分にFW福本圭(20)が先制。守備でも、アジア大会代表のDF実藤友紀(21)を中心に明大の猛攻をはね返した。相手に退場者が出たこともあったが、シュート数も15対4。「奇跡です」と言うと、再び目頭を押さえた。18日の1回戦で鹿屋体育大を破った後は、流通経大で合宿。専用ピッチ3面に室内練習場もある施設、流通経大のトレーナーが体のケアもしてくれた。国立大で資金に限りがあり、普段は野球部兼用の土のグラウンドしか使えない。「1つ目は選手の頑張り、2つ目は流通経大のおかげ」と、チームを率いて33年目の野地監督。優勝まであと2つ。「夢じゃない。目標です」。自信に満ちた笑顔で言った。