<ACL:浦項1-1広島>◇1次リーグG組◇10日◇韓国浦項

 広島の1次リーグ敗退が早くも決まった。広島が浦項と引き分けに終わり、ブニョドコルが1-0で北京国安に勝ったため、2試合を残して突破条件となるG組2位以内に入ることができなくなった。

 この日の浦項戦は痛恨の引き分けだった。0-0で迎えた後半16分、DF水本が頭で落としたパスを、MF石原が左足で先制ゴール。だが5分後に、自陣ゴール前の混戦から失点し、目前に迫っていた初勝利を逃した。通算1分け3敗。初の1次リーグ突破へは勝利が必要だった。

 就任2年目の森保監督は「勝ち点3だけを目標に臨んだ。どんな形でもいいから勝ちたかった」と肩を落とした。浦項は09年ACL王者で、前節の対戦で広島はホームながら0-1と敗れていた。Jリーグ王者は07年から6年連続で1次リーグ突破を果たしていたが、厳しい現実を突きつけられた形だ。広島は3年前のACLでは3連敗後に3連勝したが16強入りを逃していた。