清水は13日、FW高木俊幸(23)が浦和に完全移籍すると発表した。

 高木は東京Vから11年に清水へ移籍した。今季リーグ戦31試合に出場し3得点、ナビスコ杯は4試合1得点、天皇杯は4試合2得点だった。

 高木は清水を通じて次のようにコメントした。「今回、移籍を決断するにあたり、正直さみしい気持ちはあります。11年から4年間在籍し、自分の中でも愛着のある存在になりました。しかし、サッカー選手として自分のキャリアを考えたとき、あえて厳しい環境に身を置くことも大事なことだと考えました。そして今回、そのチャンスをいただいたので、そこに飛び込む決断をしました。

 エスパルスでタイトルを取るという決意を持ってヴェルディから移籍してきましたが、残念ながら、それを達成することはできませんでした。特に今年は最後まで残留争いをすることとなり、サポーターの皆さんには大変申し訳ないと思っていますし、自分としても不甲斐ない気持ちでいっぱいです。

 自分はいつか海外や日本代表で活躍したいという目標を持っていますし、エスパルスサポーターにもその姿を見せたと思っています。

 改めて振り返ると、アイスタ日本平でゴールを決めてヒーローインタビューを受けたときが、これまでのサッカー人生で最高の瞬間でした。これまでの4年間、良いときも苦しいときも、多くの方々に支えていただき、本当にありがとうございました。これからも気持ちのどこかで結構ですので、応援していただけたらありがたいです」。