中3日の試合に向け“ソフト仕上げ”を選択した。明日25日にホームで熊本戦を控えるJ2仙台は23日、通常より約30分少ない1時間30分で主力組の練習を打ち切った。21日アウェー徳島戦の疲労回復が狙い。徳島戦の後半に見せたパフォーマンスに手応えを感じた手倉森誠監督(40)は、試合の2日前に必ず行ってきた紅白戦も回避した。連戦を乗り切る策の成否に注目だ。

 湿度81%の徳島で、蓄積された疲労を抜くことが先決だった。戦術確認や、次戦のメンバー選考をするために重要な紅白戦。指揮官はあえて、それをカットして熊本戦に臨む。手倉森監督は「今日は練習量を落とした。ベテランも今回は回復が早いし、次の試合も徳島戦(のベンチ入りメンバー)をベースに、持っていきたい」と話した。

 大幅な選手入れ替えなしで戦うためにも、少しでもフレッシュな状態で戦いたい内心が見える。この日はサイドから崩す攻撃パターンを繰り返したあとで、ミニゲームを行っただけ。主力組に至っては、5分×2本で練習を終えた。「狭いところでボールを取りに行く意識や速さを見たかった。やってくれた」と指揮官は満足げだ。

 5月21日の熊本戦は、4連勝中でありながら、先発4人を替えて新参にまさかのドロー。指揮官は「足踏みしたゲームだから、キッチリ勝ち点3を取る。仙台にはかなわないというイメージを持たせたい」と意気込む。J1昇格圏内へ浮上するためにも、同じ轍(てつ)を踏むことは絶対に許されない。【山崎安昭】