<J2:仙台1-1岐阜>◇第28節◇26日◇ユアスタ

 もはや頼みの綱は外国人助っ人-。今季J2新加入の岐阜相手に、ベガルタ仙台が1-1で引き分けた。3試合連続ドローとなったこの試合でも、決定力不足を露呈。1点を追う後半18分、FW平瀬智行(31)が今季7点目となる同点ゴールを決めたが、数多くの決定機をものにできず「勝ち点3」を、またしても逃した。手倉森誠監督(40)も、FWナジソン(26)の爆発力に期待する言葉を発した。

 両サイドからの仕掛け、ショートパスからの突破、切り裂くドリブル…。数多くの得点機にスタジアムが沸く。関口が、梁が、両サイドからクロスを供給。両サイドバックの田村、磯崎もアーリー気味に何度となくクロスを送った。だが得点は平瀬の1点だけ。残り18本のシュートは相手DFのブロック、GK正面、バーの上、ポストの横…とお決まりのパターンだった。

 決定力のなさが、勝ち点2を失わせたことをイレブンも分かっている。平瀬は「前半に得点が取れる場面があった。本当にラストがゴールに入らなかった」と自分のゴールはさておき、反省点を口にする。MF千葉も「(シュートの)精度を欠いていた。シュートまで、持って行けるようになってるんですが…」と唇をかんだ。

 FW中島、MF永井らが無造作に蹴り、ことごとくブロックされた場面が、指揮官の頭には焼き付いた。「落ち着けばいいのに、焦ってしまっている。何もかも先制されたのが原因…。勝てないのであればメンバーを替えないといけない。ナジソンが今日の練習で、すばらしいゴールを見せていた。彼にはゴールを期待したい」と指揮官。残りは16試合。合流したばかりの助っ人の個人技に、勝ちきれない現状の打破と、その先にある逆転昇格の夢を託すしかない。【山崎安昭】