鬼才アラーキーのオーラに触発された!?

 広島MF柏木陽介(21)が3日、FW佐藤寿人(27)とともに写真家・荒木経惟氏(69)による撮影会に臨んだ。同氏の進める「日本人ノ顔」プロジェクトの一環で、「広島ノ顔」として選ばれたもの。広島市内で行われた撮影後、柏木は「ヘアぐらいまでなら」とセミヌード披露に前向きとも取れる大胆発言を行った。

 広島が誇るイケメン王子の舌は滑らかだった。世界的写真家とのコラボを終えた柏木は「もっと気取っているのかと思ったけど、(自分の良さを)どんどん引き出そうとしてくれた」。本業では引き出しの多いパサーも、アラーキーの放つオーラに脱帽した。

 撮影前に「脱がされないかな?」と冗談を交えて臨んだマツダスタジアムでの撮影会。一般モデルとギャラリーの約200人の視線を受け、柏木と佐藤寿は約10分間、ユニホーム姿でさまざまなポーズを決めた。アラーキーのリズミカルな「いいよ!」「サイコー!」の声が被写体をより大胆させたのか、柏木は「ヌード?

 上半身ならね。美乳やし(笑い)。まあ、ヘアまでならOKかな」とヘアヌード撮影にも前向きな姿勢を見せた。

 昨季は男性エステティック「MEN’S

 TBC」のテレビCMに出演するなど、柏木はスターへの階段を上りかけた。しかし、オフの調整不足から負傷を招き、北京五輪メンバーから落選。勢いは弱まったかに見えた。だが、教訓を生かし、J1返り咲きの今季は開幕から5得点4アシストと絶好調だ。W杯出場を決めた時の日本代表メンバーからは漏れたが、岡田監督から遠征前にパスポート提出を求められるまでに復活した。

 プロ野球界のイケメン・ダルビッシュ投手(日本ハム)が07年夏に女性誌でヌードを披露し、大反響を得た。「代表で活躍し、(荒木さんに)また『撮りたい』と思わせたい」と柏木。荒木氏も「被写体としていいね」と認めた。ヘアヌードを実現させる?

 ためにも、まずは5日の磐田戦から、再び結果を積み上げていく。【佐藤貴洋】