<JOMO杯:Jリーグ選抜4-1Kリーグ選抜>◇8日◇韓国・仁川
【仁川(韓国)8日=今井恵太】Jリーグと韓国Kリーグのオールスター戦で、MF中村憲剛(28=川崎F)が1ゴール1アシストで、チームを4-1の大勝に導いた。右MFで先発し、前半14分に絶妙なパスでFWマルキーニョスの先制弾をアシスト。2-0で迎えた後半27分には右足で技ありのシュートを決めた。1年前に国立競技場で1-3と大敗したリベンジを果たすとともに、9月の欧州遠征で再始動する岡田ジャパンの攻撃の核として猛アピールした。
ゴールに向かって走っていた。2-0で迎えた後半27分、中村はMF野沢が背後から放り込んだFKに鋭く反応。相手DFをかわしながらワンバウンドしたボールを受け、迫っていたGKの動きを見てから、落ち着いて右足で流し込んだ。「(オリベイラ)監督の勝つという気持ちが痛いほど伝わってきた。喜んでくれて良かった」と、勝負を決定付けたゴールを喜んだ。
前半14分には、自らボールを持ってドリブル突破。中央を切り裂き、マルキーニョスに絶妙のパスを出し、先制弾をアシストした。左MFの遠藤、ボランチの明神、小笠原で中盤を構成し、「前半は疲れた」と苦笑いするほど絶え間なくポジションチェンジとサイドチェンジをを繰り返した。攻守のかじ取り役として、イレブンをけん引した。
今年は川崎F、代表ともに攻撃面での成長を期待され、ボランチよりも2列目で起用される機会が増えた。「最近はクラブ(川崎F)でも2列目をやって、そういう仕事ができるようになってきたと思ってる」。代表では5月31日のベルギー戦で2列目中央で初めて先発し、1ゴール1アシスト。攻撃の核としてその能力を見せつけた。視察した日本代表の岡田監督は中村について「どこでもできないこともない」と、独特の表現でユーティリティーぶりを評価し「(攻撃的MFの方が)より向いているかもね」とたたえた。
川崎Fでも攻撃的MFとして、アジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でG大阪を、ナビスコ杯準々決勝では鹿島を撃破。9月の日本代表の欧州遠征に向け、攻撃センスに磨きがかかってきている。「攻撃に絡めるから、2列目は楽しい。前に出るだけじゃなく、後ろでもリズムをつくって自由にやらせてもらってる。それは代表でも変わらない」。岡田ジャパンにまた1つ好材料が加わった。



