J1山形が、新外国人選手を調査するため今週中にも強化スタッフをブラジルに派遣することが13日、分かった。得点力不足解消へ、数多くの売り込みの中から3、4人のFWを既にリストアップしている。好プレーだけが編集されたDVDだけで判断し、今季獲得した外国人選手は期待外れに終わった。同じ轍(てつ)を踏まないためにも、初めて同国へ職員を送り込み、実際のプレーを確認する。

 この日、べにばなスポーツパーク(山形県天童市)でのイベントに参加した小林伸二監督(49)は「点取り屋を取りに行く。(戦力にならない)DVDプレーヤーはいらない。ハズレがないように直接、見てきてもらう」と説明。シーズン中からKリーガーを調査していたが、高額年俸がネックで進展はない。オファーを出した鹿島FW田代だけでなく、攻撃陣に厚みを出すため、失敗のない外国人補強を進める。【山崎安昭】