リーグ戦2連敗中のJ1仙台は、守備のテコ入れを模索。DF鎌田次郎(24)をテストし、堅守の再構築に着手した。
手倉森監督が、最近2戦6失点の守備陣にテコ入れした。エリゼウと渡辺が組む、昨季から不動のセンターバック(CB)コンビを解消し、今季柏から獲得したCB鎌田をテスト。25日アウェー湘南戦(平塚)でのメンバー入れ替えを示唆するとともに、スタメン組にも発奮を促した。
昨季、エリゼウはJ2全51試合に出場。渡辺も出場停止1試合を除く50試合に先発フル出場した。ミスしても失点を重ねても、辛抱強く起用されてきた2人。だが、この日の守備練習で主力組の1本目は鎌田とエリゼウ、2本目は鎌田と渡辺がコンビを組んだ。起用し続けて成長を期待する手倉森監督にとって珍しい荒療治だ。
見せ場なく0-1で敗れた前節神戸戦を見過ごせなかった。「守備も攻撃も、らしくなかった。あそこまで、おとなしくされたら『何か変えなきゃ』って思うよね」と同監督。MF太田を主力組に入れるなど、攻撃面も修正に着手した。その上で鎌田にスポットを当て「エリゼウと(渡辺)広大がメンタル面で不安を抱える中、鎌田は波がない。高いキック精度で神戸戦の課題も克服できるし、手本にもなる」と期待した。
鎌田は「このまま先発できれば一番」と意欲十分。今季はナビスコ杯2戦を無難にこなし「常に準備してるんで。持ち味の落ち着きとかビルドアップ(攻撃の組み立て)を見てほしい」とアピールした。このまま鎌田がリーグ初先発の座をつかむのか、エリゼウと渡辺が「愛のむち」に応えるのか。激化したCB競争に注目だ。【木下淳】




