<J2:富山2-1横浜FC>◇第1節◇6日◇ニッパ球

 記録よりもゴール、そして勝利がほしかった。横浜FCのFWカズ(三浦知良=44)が悔しさをあらわにした。富山をホームに迎えた開幕戦の後半21分、1-1の場面で交代出場。自身の持つJリーグ最年長出場記録を44歳8日に更新したが、1-2で敗戦。「出場記録とかはあまり考えていない。ゴールは考えますけど。今日これだけのサポーターが来てくれて、勝ちたかった」と唇をかんだ。

 J2に限れば、ニッパ球では06年12月の愛媛戦以来、5年ぶりの1万人超え。交代出場時には夕暮れのグラウンドにフラッシュの光があふれた。左MF、トップ下でつなぎ役をこなし、後半41分には左サイドで代名詞のまたぎフェイントも披露。シュートはなかったが、ボールを持つ度に大声援を浴びた。

 試合後は下を向く選手たちを、手をたたいて鼓舞し続けた。「次の1週間で崩れないように。勢いを持っていきたい」。昇格を目指す44歳の主将の顔は、最後まで厳しかった。