不可解な判定が続いた清水戦から、山形は中2日でホームに神戸(18日)を迎える。前日15日は計4本のPKが飛び交う荒れた試合に。家本主審の過激な判定に小林伸二監督(50)は「選手に対して『うるせえ』とか言ったらしい。ひどすぎる。それも含めてJリーグに異議を申し立てると思う」と明かした。ただ、ある関係者は「選手の言い分に曖昧なところがある。『自分が言われたか正確ではない』とのこと」とも話し、「水掛け論」となりそうだ。

 「荒れる」と言えば、神戸は危険な相手。昨季、リーグが定めた反則ポイントは最多の149で、山形は28。反則の多さが際立つ。特に元日本代表FW大久保は、小林監督が率いたC大阪時代から目立っていた。自分がキッカーではないPK時に、白線を踏まないように足を浮かせ「踏んでないぞ」と審判を挑発したり、何度もクレームを口にしていたという。山形は2年連続フェアプレー賞を受賞中。スッキリとクリアに勝ちたい。【湯浅知彦】