<J1:新潟4-2横浜>◇第28節◇1日◇東北電ス
U-22(22歳以下)日本代表DF酒井高徳(20)がプロ初得点を挙げる活躍をみせ、新潟が横浜に完勝した。1-0で迎えた後半14分に右足でミドルシュートを決め、追加点を奪った。Jリーグ70試合目での初ゴールでつかんだ8試合ぶりの白星は、J1残留に向けて大きな1勝になった。
乾いた音を響かせて、酒井高に初めての歓喜が訪れた。GKの手をすり抜け、ホップ気味にバーを直撃したボールがゴールライン内に落ちた。「イメージ通り」のJリーグ70試合目での初ゴール。自らスローインをMF■に入れてボールを受け取り、中に切れ込み、蹴りこんだ。そのままメーンスタンド方向にダッシュ。普段は結婚指輪をはめている左手薬指に何度もキス。観客席の妻と昨年12月に生まれた未那ちゃんの前で、20歳のパパは胸を張った。
昨年のW杯南アフリカ大会の帯同メンバー。その後の1年はケガなどもあり、順調な成長曲線を描けなかったが、ようやく上り調子になってきた。先月21日のロンドン五輪アジア最終予選U-22日本代表-同マレーシア戦では先発。2-0の勝利に貢献した。「徐々に(パフォーマンスも)上がってきた」と実感する中での待望の1発だった。
その将来性にこの日、海外でも報道が巡った。移籍市場を扱うイタリアのサイト「calciomercato.com」が、昨季途中まで日本代表DF長友が所属したチェゼーナが獲得を狙っていると報じた。本人は「本当に知りません」と否定したが、同時に「海外にはいつか行きたい」とも話した。プロ初ゴールは夢への第1歩。J1残留の推進力としても、残り6試合でさらにギアを上げていく。【阿部健吾】※■は十の下に日を2つ縦に並べ、十の縦棒が1つ目の日を貫く



