<J1:鹿島1-3浦和>◇第5節◇7日◇カシマ
鹿島は無得点の呪縛が解かれた直後、新たな悪夢が待っていた。MF梅鉢貴秀(19)の右クロスから、FW興梠慎三(25)が頭で合わせた先制弾が前半2分。開幕から4戦続いた不発ゲームに終止符を打ってから、わずか1分後、DFラインの裏を突かれて同点。さらに2分後には1タッチパスで崩され逆転を喫した。同25分にはきわどいPKを取られた。5戦白星なしは07年に並んだ。興梠は「立ち上がりをいい形で取れただけに、その直後の失点が悔しい」と、こぼした。
ツキに見放されたとしか思えないほど、反撃は実らなかった。同41分にサイドチェンジからDF西がドリブルで侵入。エリア内で倒されたかに見えたが、PKはなし。後半10分にはMF遠藤のミドルシュートがバーを直撃。同17分にはFW大迫がネットを揺らしたもののファウルを取られた。試合後、遠藤はピッチで涙を流し、大迫は「申し訳ないです。監督は信じて使ってくれているのに…」。悔やんでも悔やみきれなかった。
試合後は話し合いを求めたサポーターと首脳陣が会談を行った。井畑社長は「一番つらいのは監督」と続投の方針。DF岩政も「ゴールするために戦っている訳ではない。勝つためにやっている。言葉よりも結果で応えたい」と、前だけを見つめた。【栗田成芳】




