<J1:川崎F0-1神戸>◇第16節◇6月30日◇等々力

 神戸がFW都倉賢(26)の「バロテリ級ミドル弾」でリーグ戦3連勝を飾った。0-0の後半32分、敵陣中央でパスを受けた都倉は反転すると、約25メートルの豪快な一撃を突き刺し「自分が絡んだ試合で貢献できてうれしい」と笑った。

 欧州選手権準決勝ドイツ-イタリア戦でイタリアFWバロテリが決めた2点目のような得点で、ゴール直後にはユニホームを脱いで上半身裸で仁王立ち。反スポーツ的行為で警告を受ける「本家顔負け」のパフォーマンスまで披露した。

 先発で不発だった6月27日のナビスコ杯横浜戦後、西野監督から受けた「もっと自分の持ち味を発揮できる動きを増やせ」との助言が生きた。爆発力を秘めた得意の左足を生かすことを第一に考え、古巣川崎Fからゴールを奪った。「西野さんからはバロテリのゴールを(頭に)焼き付けておけ、と。その後のパフォーマンスも焼き付いちゃいました。自然に出ました」。

 叔父は作曲家都倉俊一氏。自身も「慶応育ち」のエリートながら、08年に川崎Fを解雇され、J2草津でのプレーも経験した苦労人が、西野神戸を加速させた。【菅家大輔】