仙台手倉森誠監督(45)が11日、Jリーグの威信をかけてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント進出に挑む覚悟を示した。前日10日のFCソウル戦で初勝利を挙げた一方、昨季J王者の広島の1次リーグ敗退が決定。「広島が負け、ウチも負けたら、2012年の優勝、準優勝は何だったんだということになる。オレらはJの威信を守ろうと話してきた」と口調は熱を帯びた。

 24日の次戦は1勝2分け1敗で並ぶブリラムとの直接対決。タイで最も暑いとされる4月の平均気温は30度。それでも同監督は「決勝トーナメントに進出すれば、ベガルタが本当の強豪になったと周囲に植えつけることができる。中東のチームとの対戦経験も積みたい」と1次リーグ突破の意義を強調し、必勝を期す。

 まずはACLでつかんだ流れを、波に乗りきれないJリーグにもつなげられるか。過密日程の締めくくりでもある、FCソウル、そして明日13日の東京と続く“首都シリーズ”。右太もも肉離れのFW赤嶺は欠場が濃厚だが、指揮官は「ビッグシティに東北の杜(もり)の都が勝ってみせたい」と総力戦で連勝を狙う。【亀山泰宏】